自動車保険に最低限必要な知識:自動車保険の賢い選び方

自動車保険も役に立たない!? 免責事由とは

自動車保険に加入していれば、自動車に関する全ての事故に関して保険金が下りるかというと、必ずしもそうとは限りません。

任意保険に関しては、ある条件下における事故に関しては保険金が降りないというケースがあります。
その条件というのが免責事由です。

自動車保険の免責事由のもっともわかり易い例を挙げると、飲酒運転です。
規定以上のアルコールを摂取して運転していて事故を起こしたケースでは、この事故によって引き起こされた全ての損害に対し、保険金は下りないのです。

ほかにも、無免許運転、使用人の故意による事故、使用人の重大な過失に起因する事故などという保険加入者に大きな責任がある事故に関しては、免責事由となり、保険金が下りないようになっています。

また、地震や津波によって車両が損害を被ったケースでは、自動車から取り外されている付属品の損害、輸送中の損害、タイヤのパンクなどと言った項目も免責事由に当たります。

ただ、これらの例はあくまでも一般的なもので、詳細に関しては各保険会社で差異があります。
確実に知っておくためには、加入した保険会社に問い合わせるのが一番でしょう。

自動車保険は非常に大きな額を扱う保険です。
ひとつの事故に対し、数百万、数千万という莫大なお金が動くケースもしばしばあります。
その保険金が下りるか下りないかはその後の人生を大きく左右しかねません。
勿論事故を起こさないに越したことはありませんが、どうしても避けられないミス、自己責任のない事故が降りかかって来ない保証は何処にもないのです。
自分に起こり得る事故を想定し、それが自動車保険の免責事由に入っているかどうかのチェックは決して怠らないようにしましょう。

自動車保険の裏技(?) 「等級プロテクト」とは

自動車保険に等級というものがあるケースをご存知でしょうか?
自動車保険の等級とは、保険加入者のリスクをクラス分けし、それに伴う保険料の割増しや割引を行う制度のケースです。

自動車保険の等級は、長期の間事故を起こさなければ大きくなり、保険料が下がります。
逆に、事故を起こすと下がり、保険料が上がります。

新規契約者は6級からスタートします。
1年の間無事故であれば階級がひとつ上がり、事故を起こすと三つ下がります。
等級は1級から20級までありますので、自動車保険の新規契約から5年間無事故で過ごすケースが出来れば、1級になるケースが出来、保険料の負担が軽減されます。

その反面、定期的に事故を起こしてしまった時には、あっという間に等級が下がって行き、保険料の額が大きく上乗せされて行きます。
ただ、盗難等の車両保険の請求、歩行中に事故に巻き込まれた際の人身事故の請求などと言った運転事故以外の時には、必ずしも三つ下がるとは限りません。
その時には保険会社に確認をとり、どうなるのかを知っておくようにしましょう。

また、軽い接触といったもので塗装や板金にお金が少し掛かってしまう場合に等級が下がらないようにするための方法として、自動車保険には『等級プロテクト』という特約があります。
この等級プロテクトに入っていると、上記のような小さな出費に関しては、保険金を請求しても等級が下がらず据え置きになります。
なお、この特約は年に一回のみの利用となっていますので、等級プロテクトに入っているからと言って軽い気持ちで運転するのは止めておきましょう。

自動車保険を選ぶポイント 大事なのは価格よりも対応

自動車保険の選び方は、人それぞれでしょう。
値段で選ぶ方もいれば、保障内容やサービス内容で選ぶ方もいるでしょう。
一度契約した自動車保険をずっと更新するだけの方もいれば、毎年のように見直しては契約しなおす方もいるでしょう。
とはいえ、もっと自動車保険というものを理解すれば、自動車保険の選び方が分かるでしょう。

自動車保険の選び方には、最低限のポイントがあります。
大事なことは保険料金の安さではありません。
万一の事故の時に、どれだけ親切で適切な対応を受けられるかです。
特に、身体の損傷を伴う事故ともなると、保険会社の対応が重要になってきます。
契約者側も手厚いサポートを受けられ、しかも相手の方への対応がきちんとしている保険会社は信頼できるでしょう。
是非、信頼できる保険会社を選ぶべきです。

保険料の安さで自動車保険を選んでしまって、事故を起こしてしまった時の対応が悪く、結局負担が大きくなってしまったというケースも多くあるようです。
くれぐれも、保険料の安さだけで選ばないように注意したいものです。
自動車保険についての知識が不十分なまま、値段だけで保険料を選んではいけません。

最近ではインターネットで契約をすると保険料が割引になり、非常に魅力的な保険が増えてきました。
とはいえ、万一事故を起こしてしまって初めて保険会社の人と話をするというのはちょっと不安です。
インターネットで自分で選んで契約するのも簡単で手軽な方法ですが、代理店を通して自動車保険のプロの意見を聞きながら、自分に合った保険を検討して選ぶというのも、万一の時のことを考えると、慎重で有効な方法と言えるでしょう。
自動車保険をより良く知る機会にもなります。

保険会社に信頼できる知り合いの方がいるようであれば、そのような方に頼んでみると良いでしょう。
また、新車を購入するのであれば、車を購入した店を通じて加入することのも良い方法でしょう。

プロの意見を参考にして、本当に自分に合っている保険を契約しておけば、必要になった時に必要な保険には入っていなくて保障が受けられなかった、ということにならずに済みます。

自動車保険は無事故ほど割がいい「等級」の仕組み

自動車保険に加入されたとき、等級という言葉を耳にした方も少なくないと思います。
等級とは、一体何のことでしょうか。

自動車保険は、事故を起こしたときにその補償をするために加入します。
とはいえ、事故ばかり起こして保険金を受け取っている人と、事故を起こさず保険金を受け取っていない人で同じ保険料であれば不平等です。
そこで、等級という段階を決めて、等級があがれば、保険料を割引しようというのがそもそもの考え方です。

契約時を起点として、毎年1年間無事故であれば1等級上がっていきます。
逆に事故を起こしてしまえば、3等級下がります。
初期保険加入時は、6等級からスタートします。

割引率でいうと、1等級上がれば(7等級になれば)、20%の割引になり、16等級になると60%割引まで割引になります。
事故を起こしたときは、3等級下がってしまうので、初期の6等級から3等級下がるとなんと30%の割増になってしまいます。

等級は、20等級まで用意されており、16等級以上は60%の割引のままです。
なぜ、20等級でも60%割引なのかと言えば、事故を起こした際、3等級も下がってしまうので、長年無事故の方を優遇しようという処置です。
できるだけ、等級を下げないようにすることが保険料を安くするポイントですが、事故を起こしても事故とカウントされない場合もあります。

人身傷害補償、搭乗者傷害保険や、あるいはファミリーバイク特約などに係る事故については、ノーカウント事故と言い、等級が下がりません。
また、台風や火事、爆発などの事故も等級据え置き事故といい、等級が下がりません。