自動車保険は意外と種類が多い:自動車保険の賢い選び方

自動車保険でも軽く見られがちな盗難保険の真価を探る

自動車の盗難なんて自分には縁がない、と考えている方が大半だと思われます。
実際、治安の良い日本で、自動車が盗まれる、若しくは車上荒らしに合う、というケースが想像し難いのも致し方ないでしょう。
しかしながら、そうも言っていられない時代になってきているのです。

近年、自動車盗難の被害は増加の一途を辿っています。
外国人窃盗犯の集団グループ、それにくみする末端の人間……到る所で盗難の機会を伺う連中が目を光らせているのが現状です。
そんな連中から盗難被害を受けてしまい、泣き寝入りしてしまうという状況は避けておきたい所でしょう。
そのために、自動車保険には『自動車盗難保険』というものがあるのです。

自動車盗難保険は、車両本体の盗難は勿論、車内の物品の盗難、盗難を目的として行われた車体の破壊(ガラスの粉砕、キーシリンダーの破壊など)に関しても保険金が下りるという保険です。
自動車保険の加入の際、この自動車盗難保険に入っておけば、車両の損害に対する補填はかなりの範囲でフォローされます。

その一方で保険金が支払われないケースもあり、把握しておく必要があります。
例えば、被保険者が保険金目的で盗難被害にあったように見せかけた時にはこれに該当します。
ほかにも、タイヤに関しては保険が適用されないようになっています。
戦争や暴動による被害、自動車に定着されていない付属品の損壊なども保険の非対象となるようです。

自動車保険の中で、盗難被害というものは自己の損失というケースで、それほど重要視されません。
まして、自分には起こらないだろうという先入観も根強くあります。
とはいえ、自分の車を守れるのは自分だけです。
自動車保険、そして自動車盗難保険は、それを良く踏まえた上で、加入するか否かを検討しましょう。

自動車保険の車両保険にある4つの付帯方法

自動車保険は他人の身体や物への保障や自分と搭乗者への保障など、大体5つの基本の保険に車両保険や特約などをプラスして加入することになります。
車両保険とは自分の車の損害を補償するものですが、自動車保険の保険料をなるべく安く済ませたい時は、車両保険に入るのに迷うところです。
新車や高級車であれば、盗難の恐れもあるのでつけた方が良いでしょう。

車両保険の保険料は乗っている車の車種や契約者の等級で変わってきます。
車両保険は車種ごとに料金クラスが設定されています。
もちろん、高級車であればあるほど、車両保険の保険料は高くなります。

車両保険には4通りの付帯方法があります。

1)一般車両
偶然の事故によって生じた自動車への物的損害について補償されます。
単独事故、他社との衝突、当て逃げ、台風・洪水、火災・爆発、盗難、落書き、いたずら、などのほとんどの場合で保障が受けられます。
一般車両に入れば、どんな場合でも保障されるというわけではありません。
法律違反の場合や、故意の事故の場合、地震や津波などの災害の場合、それ以外の特殊な時には保障されません。

2)エコノミー+限定A(特約)
エコノミーと限定Aを合わせたタイプの保障です。

3)エコノミー(特約)
自動車同士の事故による損害のみに補償が受けられる特約です。

4)限定A(特約)
車を走行させていない時の被害について保障されます。
台風・洪水、火災・爆発、盗難、落書き、いたずらなどの場合で保障が受けられます。

自動車保険の特約はグレードアップのためというよりも、保険料を安くおさえるための補償範囲を狭くするためのものという考え方が一般的なようです。

自動車保険の車両保険は高級車や社用車向き

自動車保険は、その対象となるもので幾つかに区分されます。
その中で、車両を対象としたものを車両保険と言います。
つまり、自分の車の損害を補填するための保険です。

例を挙げると、車と車の衝突・接触事故、単独での事故といったものです。

この車両保険というものは、対人、対物のように『相手の被った損害』に対しての補填ではないため、自動車保険においてこれらの保険ほどは重要視されていません。
自分の損害はトラブルの元にはなりませんし、迷惑をかけてしまうということもないので、当然と言えば当然かもしれません。

では、車両保険はどう言った方にお勧めできるのかというと、まず高級車を所有している場合が挙げられます。
高級車であれば、僅かな接触によって出来た傷でも高額な修理代が必要となってしまいます。
その補填のために、車両保険は必要と言えます。

更に、仕事に車を使用する場合も、事故の確率が高くなるので、車両保険には入っておいた方が良いかと思います。

車両保険は、経済的に余裕がある時には、入っておいても損はない保険です。
ただ、景気などの影響で自動車保険の在り方が見直され、全ての保険に加入する必要がないという人が増えた今、車両保険をパスするという考えが増えてきているのも事実です。
自動車保険に加入する人の多くは、事故を起こした場合の相手に対する賠償を危惧しているのですから、この流れは致し方ないと言えます。

大事なのは、自分にとってこの保険が必要かどうかをきちんと把握することです。

自動車保険の種類は細かく見ると7種類ある

自動車保険と一口で言っても、ひとつで全てをまかなっている訳ではありません。
自動車保険は、大きく分けて二つの種類に区分されています。
それが『自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)』と『任意保険』です。

自賠責保険とは、自動車を運転するドライバーは必ず加入しなければいけない自動車保険で、法律でも義務付けられています。
自賠責保険証明証を車に積み込んでいなければ、3万円以下の罰金刑が課せられてしまうので注意が必要です。
また、自賠責保険に加入せずに自動車の運転をすると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金刑、そして違反点で?6点となり、免許停止処分が課せられます。

自賠責保険は人身事故にだけ適用され、支払金額は傷害で120万円、死亡で3,000万円、重度後遺障害に関しては4,000万円が限度額とされています。

それに対し、任意保険は任意で加入する自動車保険です。
自分の意思で保険の加入を決めることができ、自分の好きな保険会社を選択できます。

保険の種類は
A:対人賠償保険
B:対物賠償保険
C:搭乗者傷害保険
D:自損事故保険
E:無保険車傷害保険
F:車両保険
G:人身傷害補償保険
といった具合に分かれています。

これらを組み合わせて1セットとした形で自動車保険に加入するのが一般的です。

自家用自動車総合保険(SAP)は、A、B、C、D、E、Fの6つをセットとした保険で、対人、対物ともに示談交渉を保証するというものです。

自動車総合保険(PAP)は、A、B、C、D、Eの5つをセットとした保険で、対人のみ示談交渉を保証するというものです。

一般自動車保険BAPは、基本的にはバラ売りの保険で、A、B、Fのいずれかひとつの加入を義務付けられている以外はどれを選んでも構わないという保険です。

自動車保険にはこう言った多種多様な種類の保険があります。

自動車保険は大きく分けて2タイプある

自動車保険には種類があります。
自動車保険の種類は、大きく分けると2つです。

1つは『自賠責保険』と呼ばれる強制保険です。
自賠責保険とは、『自動車損害賠償責任保険』の通称です。
自賠責保険は自動車を運転する人はすべて加入しなければならない自動車保険です。
車を購入するときや、車検のときに必ず加入します。
自賠責保険は人身事故にだけ適用されます。
保障の限度額は、傷害で120万円、死亡時は3,000万円、重度後遺障害には4,000万円です。

もうひとつは自賠責保険では補いきれないものを保障する『任意保険』です。
自賠責保険とは違い、任意保険の加入は義務づけられてはいません。
ですので、任意保険には加入しないドライバーの方もいるでしょう。
任意保険は万一の事故の時には自賠責保険では補いきれない分を保障されます。
自動車の故障時などにも手厚いサービスが受けられます。
任意保険には、是非加入するべきでしょう。

任意保険には、いくつかの種類があります。
任意保険の基本的な保険は大体5つです。
任意保険の基本的な保険と特約などを組み合わせて自分にあった保険を選びましょう。

『対人賠償保険』は、交通事故時の他人の『身体』に対しての保障です。
保障は自賠責保険を越えた部分にされます。
対人賠償保険の加入は『無制限』にするのが良いでしょう。

『対物賠償保険』は、交通事故時の他人の車を含めた『物』に対しての保障です。
バスやタクシーや電車との事故であった場合にも、対物賠償保険は適用になります。
こちらも『無制限』で加入するのが良いでしょう。

『搭乗者傷害保険』は、運転者と同乗者に対しての保障です。

『自損事故保険』は、単独で起こした事故で相手がいない場合と、相手がいても相手に対しての過失がゼロの場合で運転者が怪我や死亡した時、自賠責保険は適用になりませんので、その分を保障します。
自損事故保険は対人賠償保険に自動的に付帯されています。

『無保険者傷害保険』は他車との事故において、相手方が対人賠償保険に加入していない場合に適用される保険です。

万が一の際に慌てることがないように、このような自動車保険の種類をしっかりと把握した上で加入することは大切なことといえるでしょう。